院長コラム
SU薬はときどき役に立つ
(2022.06.19更新)
欧米人の糖尿病の臨床試験を見ますと、平均60歳ぐらいで、BMI32程度の高度肥満の方が多いことに気が付きます。一方、糖尿病データマネジメント研究会の2020年のデータでは、2型糖尿病患者さんの平均BM… ▼続きを読む
SGLT-2阻害薬
(2022.06.16更新)
SGLT-2阻害薬(そして、GLP-1受容体作動薬)が出るまでは、体重を減らしてくれる糖尿病の薬というのはありませんでした。ですので、この薬の作用機序に非常に驚いた記憶があります。
70歳ぐらいまで… ▼続きを読む
人間はなぜ太るのか
(2022.06.07更新)
野生動物は基本的に太ることは少ないと思われますが、一方、人間は高度に発達した大脳連合野があり、視床下部の食欲中枢を上回る、過剰な摂食行動を引き起こすことが知られております。
野生動物は大脳以上に視床… ▼続きを読む
特定健診を実施しています。
(2022.05.31更新)
心臓の病気であれば、通常は息切れや胸の痛みなどの症状が出ますし、胃の病気ならば胃の痛みといった症状が出ます。糖尿病もHbA1c 10%を超えてきますと、のどの渇き、多尿、水を多量に欲しくなるなどの症状… ▼続きを読む
BGM
(2022.05.31更新)
以前勤務していた病院では、ときどき昼間に、試験放送と称して音楽を流していました。それがとてもよかったので、自分のクリニックでは、天井スピーカーをいれてBGMをかける!と決めていました。
クリニック開… ▼続きを読む
バセドウ病
(2022.05.15更新)
甲状腺疾患は、バセドウ病と橋本病が2大疾患です。今回はバセドウ病についてのお話をします。
バセドウ病は全人口では500人に一人ぐらいの有病率と言われております。ただし、20代から30代の若年女性に限… ▼続きを読む
血糖自己測定について
(2022.05.08更新)
インスリンを自己注射している患者様は、血糖自己測定を行うことが保険で認められております。そのため、ネット通販などで購入するよりも自己負担額が少なく、またクリニックで測定方法などの指導を受けることもでき… ▼続きを読む
HbA1c (後編)
(2022.04.18更新)
くすき内科クリニック院長の楠です。前回HbA1cについて導入のお話をいたしました。
前回のお話で、血液中に溶けているブドウ糖はわずか5gというお話をしました。これが、どれだけ少ないかというと、例えば… ▼続きを読む
HbA1cってなんでしょう
(2022.04.16更新)
糖尿病患者さんが、診察のたびに採血して、一番気になる項目、HbA1c。ヘモグロビンエーワンシーと読みますが、これってなんでしょうか。
人間の血液が赤いのは、赤血球に含まれるヘモグロビンが赤いからです… ▼続きを読む
風邪について考えること
(2022.04.09更新)
昔から、風邪は万病のもとと言われてました。特に高齢者では、風邪→肺炎となり重篤になり命に係わる場合があり、現代もこの点は何も変わっておりません。歴史上の偉人達も、風邪をこじらせて最後はなくなっている人… ▼続きを読む