院長コラム
90清肺湯の派生形 91竹筎温胆湯と92滋陰至宝湯
(2024.09.21更新)
こじれた風邪で痰を伴う咳が続く場合は90清肺湯を使うことが多いですが、清肺湯とよく似た処方で、91竹筎温胆湯(ちくじょ・うんたんとう)と92滋陰至宝湯(じいん・しほうとう)という漢方薬があり、使い分け… ▼続きを読む
糖尿病のスティグマをなくす活動
(2024.08.16更新)
糖尿病患者さんは食べ過ぎ、飲みすぎで不摂生を繰り返す、自己管理ができないだらしがない人がなる病気という画一化されたイメージを持たれることが多いといわれています。糖尿病患者さんは失明や透析が必要になった… ▼続きを読む
脂肪肝
(2024.07.28更新)
脂肪肝は糖尿病の原因のひとつ
2型糖尿病の原因は、インスリンの分泌低下と、インスリン抵抗性の増大です。主として糖尿病の家族歴があり、もともとインスリンの分泌低下が起こりやすい方が、肥満や過食やストレ… ▼続きを読む
のどの痛みと発熱があり、抗原検査がマイナスの場合
(2024.07.03更新)
昨日からのどがいがいがする症状がでて、夜から38.5℃の発熱。病院でコロナ抗原検査を実施するも陰性。という患者さんが最近多い気がいたします。本日も3人このような患者さんがいらっしゃいました。
コロナ… ▼続きを読む
大棗(なつめ)
(2024.06.18更新)
なつめは生薬としては大棗(たいそう)といい、クロウメモドキ科ナツメの果実です。中国が原産地ですが、日本では岐阜県高山市などで栽培されています。
デーツ(なつめやし)とは形や名前が似ているのですが、原… ▼続きを読む
【GLP-1製剤】インスリンではないけど週1回の注射のお薬です。
(2024.06.05更新)
明らかに肥満を伴っている2型糖尿病で、HbA1c 8%台から9%台の患者さんにまず使ってみたいお薬がGLP-1製剤です。正確にはGIP/GLP-1受容体作動薬といいますが、マンジャロも同系統の薬と考え… ▼続きを読む
アライ
(2024.04.27更新)
4月8日に大正製薬から発売されたアライ(内臓脂肪減少薬)について、診察室で質問を受けることが多くなってきました。
アライは、病院で処方することはできず、OTC薬(薬局で薬剤師のもとで購入できる薬)で… ▼続きを読む
原発性アルドステロン症には2種類あり、治療法が異なります。
(2024.04.18更新)
アルドステロンは、副腎から分泌されます。副腎を肉まんに例えると、皮の部分、それも一番外側の、アルドステロンというホルモンを産生する部分が腫瘍や過形成を起こして、アルドステロンが過剰に分泌された状態です… ▼続きを読む
漢方薬に副作用はあるのか
(2024.04.14更新)
西洋薬は強い薬で効果は高いけれど副作用がある。漢方薬は自然治療なので、効果は弱いけど副作用がない。こんなイメージを漢方薬に持っている人は多いです。でも、漢方薬にも副作用はあります。
もっとも有名な副… ▼続きを読む
スマートウォッチで血糖測定が可能ですか?
(2024.03.08更新)
皮膚への穿刺をせずに、血糖測定をしたり血糖変動を把握したりすることが可能であると謳っているスマートウォッチやスマートリングが通信販売などで販売されています。これらのスマートウォッチ等について、当院でも… ▼続きを読む