食中毒に注意しましょう。
こんにちは。管理栄養士の森田です。
最近、東京も梅雨入りしたようで、だんだんと暑く、湿度も高くなってきました。
今回は、今の季節で気を付けたい食中毒の防ぎ方について、ご説明します。
食中毒がおこる原因
まず、食中毒が起こりやすい状況は以下の点です。
・温度管理が不十分な場合
・鮮度に問題がある場合
・加工処理あるいは調理工程に問題がある場合。
ここでよくあるパターンは、お弁当や作り置きで感染する場合です。
特に、6月から9月の気温が高い時期においては、常温での放置時間が長いという状況が食中毒の原因になってしまう場合が多くあります。
~お弁当編~
前夜または早朝にお弁当を作り、昼食や夕飯に食べる場合に多くあります。
特に手作りのお弁当は添加物が入っていない分、
食べ物が痛みやすいので、常温で放置してしまうと
食中毒の危険性が上がってしまいます。
・卵料理→ 卵の殻には、サルモネラ菌という菌が常駐しています。この菌に感染すると、12時間から72時間の症状のない期間があった後に下痢、腹痛、発熱などが見られます。特に高齢者や子供は重症化する確率が高いので注意が必要です。
例 : ゆで卵、卵焼き、オムレツ、オムライスなど
・鶏肉料理→ 鶏肉にはカンピロバクターという菌が付着している場合が多いです。カンピロバクターは下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などの症状が出ることが多いです。また、潜伏期間は1-7日と長い傾向にあります。
カンピロバクターは、動物の内臓でできる菌で、弱点は熱と乾燥です。
鶏肉の生食や、加熱不足には注意です。特にレバーには注意が必要です。
例 : レバニラ 焼き鳥 からあげ 照り焼き 親子丼 など
・おにぎり →手で握らないこと。手に常駐する黄色ブドウ球菌は、温度が30℃から37℃で特に増加します。菌にかかると、嘔吐・下痢・熱などの症状が現れます。
防ぐ方法:サランラップで握る。手袋等をして直接手で食品を触れない。4℃以下で保存する。
~作り置き編~
作り置き→ カレーや煮物等。たくさん作って、次の日も食べるという場合は、
鍋のまま放置してしまうと、食べる前にしっかり加熱をしていても
食中毒になってしまう場合があります。
食中毒の菌には嫌気性(空気に弱い)菌も多いので、
大鍋で作り置きするときは、再加熱の際にしっかり空気を含ませながら混ぜましょう。
いかかでしょうか。皆さんも夏の食中毒には気を付けましょう。
では具体的にどのような食材に食中毒の危険性があるのでしょうか。
お弁当→ 前夜または早朝にお弁当を作り、昼食や夕飯に食べる場合に多くあります。特に手作りのお弁当は添加物が入っていない分、食べ物が痛みやすいので、常温で放置してしまうと食中毒の危険性が上がってしまいます。
作り置き→カレーや煮物等。たくさん作って、次の日も食べるという場合は、鍋のまま放置してしまうと、食べる前にしっかり加熱をしていても食中毒になってしまう場合があります。
必ず作って粗熱が取れたら冷蔵庫に入れるか、一回で食べきれる量を作りましょう。
・おにぎり→ 手で握らないこと。手に常駐する黄色ブドウ球菌は、温度が30℃から37℃で特に増加します。菌にかかると、嘔吐・下痢・熱などの症状が現れます。
防ぐ方法:サランラップで握る。手袋等をして直接手で食品を触れない。4℃以下で保存する。
・卵料理→卵焼き、ゆで卵、炒り卵など。お弁当に多く使われている卵料理はよく加熱することが重要です。
加熱不足ではサルモネラ菌に感染する場合があります。サルモネラ菌は卵の殻に付着している場合が多いです。サルモネラ菌に感染すると、12時間から72時間の症状のない期間があった後に下痢、腹痛、発熱などが見られます。特に高齢者や子供は重症化する確率が高いので注意が必要です。
・鶏肉料理→