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インフルエンザの感染拡大が続いています

[2024.02.27]

2024年2月18日の東京都の医療機関における定点観測の報告では、1医療機関当たりインフルエンザの報告は20件以上と高止まりしております。小学校でも学級閉鎖が連続して起こっており、多くの児童がインフルエンザB型であると言います。お子さんが学校でインフルエンザに感染し、その親が子供から感染し、当院の外来に来られるケースも目立つようになってきました。

はっきりとしたデータの裏付けはないのですが、2020年からのコロナ禍でマスク政策をとっていた結果、そもそもウイルスとの接触機会がなかったこと、またインフルエンザについてはコロナが流行っていたこともあり昨年までほとんど流行しなかったため、免疫がなかったということが原因と考えられています。インフルエンザBは変異が少なく、一度感染すると数年はかかりにくいともいわれていますが、インフルエンザの流行自体がなかったので、これまで感染歴のない15歳以下の若年者に広がったものと考えられます。

当院は主として成人のかたがいらっしゃいますので、お子様が数日前に発熱し、その後ご自身も発熱して、検査をうけてインフルエンザB型、というのが現在の典型的な感染パターンになっております。インフルエンザが疑われるが、まだ発症早期でバンドが見えていないことが予想される場合、翌日も再検査をお勧めすることがあります。ご自身の病状を把握するためにも、インフルエンザやコロナを周りに広めないためにも抗原検査が有用ですので、発熱外来をご利用ください。

一方、コロナについての定点観測の報告では、2週間前にピークを迎え、陽性者は減ってきておりますがぽつぽつといらっしゃいます。コロナ第10波はそろそろ終わりになると思われます。

検査検査キットについては卸さんにお願いして必要分は確保できています。各メーカーの体制維持にも感謝しています。

 

 

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