夕食が遅くなるので、その前に間食をしてしまいます。
管理栄養士の森田です。
栄養相談の中で “夕食が遅くなるので、その前に間食をしてしまいます” というお悩みをよくいただきます。このような方は、お仕事が忙しく休憩が取れなかったり、夕飯時に一緒に住んでいるご家族やパートナーの仕事の帰りが遅く、夕食・昼食の間が空いてしまったりということがあります。
では、なぜ食事と食事の間が空きすぎることが問題になるのか。
その理由は二つあります。
一つ目は、ついつい間食(お菓子を食べること)をしてしまうことです。
二つ目は、長すぎる空腹後に食事をとると、食べる量が自然に増えてしまうことです。
この二つを改善するためのポイントは、“食事を少し分けて食べる”、“ヘルシーな間食をうまく活用する” です。
食事を分けるメリットは、食べる量を変えずに、空腹時のドカ食いを防ぐことが出る点です。
例えば、昼食が12時、夕食が21時の場合、食事の間が9時間も空いてしまいます。空腹な状態で急に糖質を体に取込むと、血糖値が急上昇してしまうことがあります。
もし、夕食に200gのご飯を食べていたなら、夕食のご飯を半分分けて、夕飯前に100g程度(コンビニのおにぎり1つ分程度)ご飯を食べると、ある程度夕食のドカ食いが防げると考えます。
続いてヘルシーな食品の活用方法です。ここでは、低カロリーで満足度が高い、私一押しの間食を紹介します。
〇ヘルシーな間食
・タンパク質豊富でおススメ→ サラダチキン、ちくわ、スルメイカ、冷ややっこ、ギリシャヨーグルト、プロテイン、納豆、チーズ、カニカマ、鯖缶、セブンイレブンの野菜スティック、カップデリの酢モツ、たことブロッコリーのバジルサラダ、蒸し鶏のピリ辛和え(イオンやコンビニのサラダコーナー)
・低カロリーでおススメ→ 寒天ゼリー、ゼロカロリーゼリー、ところてん、こんにゃくゼリー(たらみの飲むこんにゃくゼリーは特におすすめ!)
間食のお供(飲み物)は、炭酸水やいつもと違うお茶がおススメです。コンビニやスーパーにもいろいろなフレーバーがあるので、とても楽しいです。
※おススメの間食を上げさせてもらいましたが、中には塩分の少し高いものもあります。高血圧の方は、以上に挙げたもののなかで、塩分がすくないものを選ぶとよいと思います。
最後になりますが、皆さんのおススメのヘルシーな間食といえばなんですか?
今度クリニックにいらした際、私は受付にいつでもいるので、診察の待ち時間にでも、お気軽にお声掛けください。