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血糖測定は痛いですか?

[2023.04.19]

自己血糖測定の保険診療

インスリンを自己注射している患者さんは、保険診療で血糖自己測定を行うことができます。そのため、血糖測定器をネット通販などで購入するよりも自己負担額が少なく、またクリニックで測定方法などの指導を受けることもできます。トルリシティやマンジャロなどの週1回のGLP-1受容体作動薬、持続性GIP/GLP-1作動薬でも希望者には血糖測定を行うことができます。

血糖測定の目的

インスリンを開始すると、その分血糖値が下がります。医師が、患者様の血糖値をどれくらいに下げることが目標かを設定し、低血糖を起こさず、かつ可能な限り血糖値を目標に近づけるために、日々の血糖測定を行います。患者様にもよりますが、空腹時血糖値100-130mg/dL程度を目標にインスリン単位数を調整します。また、低血糖を疑う症状、手の震え、動機、冷や汗などがあったときに、低血糖であることを確定させるためには血糖測定を行うのが望ましいです。

しかし、インスリン注射の患者様に日々の在宅での血糖測定は行うほうが望ましいのですが、必須ではありません。患者様によっては、痛みや煩雑さなどの理由から血糖測定を希望されない方もいらっしゃいます。インスリン注射と血糖測定、どっちが大切かといえばインスリン注射です。ご希望にあわせて対応しております。

外来でのインスリン注射導入をおこなっております

当院では必要な患者様には外来でインスリン注射をご指導し、導入しております。その場合も、初回はインスリン指導のみで、血糖測定については同時に導入しません。インスリンと血糖測定の手技を同時に指導することは患者様にとってかなりの負担ですし、近年血糖測定時の指先穿刺はかなり痛みが軽減されているとはいえ、最初は抵抗を感じる方がいらっしゃいますので、2回目以降、血糖測定開始についてのお話をして、同意が得られれば、血糖測定器の貸し出しと手技の指導を行っています。

当院で導入している血糖測定器

当院では、ライフスキャン社のワンタッチベリオビューを採用しております。近年はスマートフォンにbluetoothで測定値を飛ばすことのできる次世代のワンタッチベリオリフレクトも登場しており、当院でも使用可能です。ワンタッチベリオビューは、採血量0.4μLという非常に少ない採血量で血糖測定ができ、その分指先穿刺の痛みが少なくて済みます。当院で針の深さを調整させていただくと、こんなに痛みが少ないのかと驚かれる患者さんもいらっしゃいます。インスリン注射や血糖測定は、懇切丁寧に指導していますので、お気軽にご相談ください。

 

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