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日本人の主食は米だけか?

[2022.07.04]

糖尿病をもつひとに食事療法を指導するとき、糖尿病があるからといって、これを食べてはいけないという食べ物はないと指導しております。一方で、一つのものに偏るというのはなるべく避けたいとも思います。たとえば、糖尿病患者さんでもトータルカロリーの半分は糖質で摂取する必要があるとはいえ、週2-3回ラーメンを食べている方は、肥満を呈してくる可能性が高くなります。ランチタイムのラーメンを控えて、月2回ぐらいにしていただきますと、それだけで体重が減ってきます。適切な糖質割合に修正するのが外来や栄養指導の役割です。

肥満児は戦前にはいなかったということですが、戦後、スナック菓子が入ってきてから、肥満児が見られるようになったという説があります。戦前の食生活は80%を米から摂取してきたといわれていますが、肥満の人は少ない状況でした。糖質は1グラム当たり4kcal, 脂肪は1グラム当たり9kcalで倍以上です。スナック菓子は油で揚げているので、ポテトチップスといえども油をかじっているようなものです。

1600kcalのカロリー摂取が必要な人の、1食当たりのごはんはその1/10の160g程度と考えられますが、ごはんは比較的調整が容易な食べ物です。パンですと、重量計算が難しく、また食パンを半分に割って食べるのが難しいので、細かい量の調節がしにくいのは事実です。

また、麺類はつるつるとつい食べ過ぎてしまう傾向にあります。わたしも蕎麦屋に行くと何も考えず大盛にしてしまいますが、ときどき食べ過ぎて反省しています。

しかし、主食がすべて米というのも味気ないと思いますし、食の多様性はいいことだと思います。時々は量に気を付けながらパンや麺類も味わうのがよいかと思います。当院では、食品交換表に基づいたカーボカウントを管理栄養士とともに指導しております。食品交換表は、糖質は、ごはん、パン、麺類で交換できる、という考え方に基づいています。食事・栄養についてのご質問をクリニックでお待ちしております。

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