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個別対応が医療の本質

[2021.11.28]

どこの大型書店にいっても、健康コーナーに糖尿病の一般向け書籍が置かれています。糖尿病は治る!とか、糖尿病患者はステーキを食べなさい。というようなセンセーショナルなタイトルが付けられています。これらは不特定多数の読者が読むのですが、よく読んでみると肥満傾向の患者に対する糖質制限を勧めている本だったりします。万人向けに、これが解決法というのはよくよく考えればありえません。糖尿病患者さんが抱える問題や、医師に聞きたいことは、一人ひとり違うからです。

クリニックで行われている医療は、個別対応になります。患者さんごとに、背景が全く違うため、アプローチもそれぞれ考えるべきです。

たとえば、過食が問題となっているBMI 30の肥満を合併した40代の男性糖尿病患者さんと、むしろ痩せが問題で、インスリン分泌が低下しHbA1c 9%となっている70代女性の糖尿病患者さんとでは、治療法が異なります。前者ではまず栄養指導で体重を3%程度減らさなくてはなりませんし、後者ではインスリン分泌を促進させる薬剤を投入し、ときにはインスリン導入を考慮にいれます。低体重のかたに食事制限をかけると筋肉量が減少してしまうので、食事量はむしろ維持しなくてはなりません。

当院では医師、看護師、管理栄養士、医療事務によるチーム医療を実践してまいります。患者さんの個別の疑問には時間が許す限り、対応したいと考えております。ご期待ください。

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