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代替医療(alternative medicine)をどう取り扱うのか

[2022.03.17]

代替医療とは、われわれ医者が病院やクリニックなどで提供している通常医療(健康保険の適応になります)の代わりに、医師、あるいは、医師以外の様々な治療者によって行われる医療のことです。Wikipediaには代替医療の例として、以下の記載があります。

  • 薬草(生薬、ハーブ、キノコ)を使った製品、ビタミン・ミネラルなどのサプリメント[8]、プロバイオティクス[9]、栄養補助食品など。
  • 鍼治療[10]
  • 瞑想(仏教に由来するマインドフルネス瞑想、超越瞑想など)[11]
  • マッサージ療法[12]
  • 西洋・東洋の動作を用いた療法(フェルデンクライスメソッド、アレクサンダーテクニック、ピラティス、ロルフィング、トレガーアプローチ(英語版)など)
  • リラクゼーション法(呼吸法、誘導イメージ療法(英語版)、漸進的筋弛緩法。身体の自然な弛緩反応を誘導するように設計されている。)[13]
  • 脊椎マニピュレーション(カイロプラクター[14]、オステオパシーを行うオステオパシー医(英語版)、ナチュロパシー(英語版)[15] の療法家[16]、理学療法士、医師などのヘルスケアの専門家によって実践されている。)
  • 中国の伝統的な動作法(導引(中国語版)。太極拳[17] や気功など、姿勢・動作と呼吸を調和させて行い、精神を集中させる。)
  • 様々なスタイルのヨガ(姿勢、運動、呼吸法、瞑想を兼ね備えている。)

     ・催眠療法などの精神療法、ヒーリング・タッチ(手当て療法)などがある。

  • 伝統的なヒーラーによる施術、中国医学、アーユルヴェーダ(インド伝統医学)[19]、ナチュロパシー、ホメオパシー[20]

 

本日の患者様は骨粗しょう症で通院されている70代女性です。グルコサミンが骨を丈夫にすると聞いていて、使っているんですが、なんとなく調子がいい気がするので続けたい。どうなんでしょうか。というご質問でした。科学的に根拠はないと思われるので、勧めたりすることはないのですが、あなたにいい効果があるのであれば、それは何かある可能性はあるので、体に害のない範囲であれば続けても構わないと説明しました。

患者様が代替医療について、効果があると確信している場合、その患者様にとっては重要な役割があるのは間違いないことですから、むしろそこを否定すること自体が医師・患者関係を損なってしまうことも考えなくてはならないと考えます。

私自身は、鍼治療を自分で自分に行ったりすることがありますし、以前コラムで紹介したマインドフルネス瞑想を食事療法に取り入れて患者さんに紹介したりしています。また、ヨガやピラティスの経験があり、いまでも体のメンテナンスに役立てています。

漢方薬についても、昔は勉強会に出たりして、勉強し使っていた時期があります。風邪をひいたら、葛根湯を飲んでいます。

このような経験があるので、代替医療についてはあまりアレルギーがない医者かもしれません。代替医療のなかで、将来科学的に効果を認められて通常医療に組み込まれ、医学部で勉強するようになるものも出てくる可能性があります。たとえば、マインドフルネス瞑想はイエール大学医学部などでも真面目に研究されるようになっています。いろんなことにアンテナを張って、キャッチしてゆく医者でありたいです。

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