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オミクロン株と第6波

[2022.02.05]

この原稿を書いている2月5日は、第6波の真っただ中です。緊急事態宣言は出ておりませんが、都内の幼稚園、小中学校では学級閉鎖が相次ぎ、部活動は停止しております。高齢者施設でもクラスター発生が続いており、病院についても、冬季で満床の病院が多くクラスター発生が懸念されます。こんな状況のなか、昨年の第5波に引き続き、東アジアでオリンピックが開催されているのもなんとも不思議な気がしています。

とはいっても、ワクチンがかなり普及したため、集団免疫は前進しており、丸腰状態ではない印象があります。第5波のような破壊的なクラスター発生はやや少ない気がしております。

この3日間で、東京は1日2万人前後の発生があるものの、ほんのわずかであるがピークを越え減少傾向のように見えることはよい兆しだと思っています。問題は重症者が41人と第6波の最高を更新し続けていることです。オミクロン株の重症化率は低いようですが、ある程度は重症化しますので、毎日2万人という膨大な分母が増えれば、重症者数が増えていきます。重症者が増えて医療機関が崩壊すれば緊急事態宣言が出ることになると思います。

世の中のコロナについての論調は大まかに言って、「コロナはただの風邪に毛の生えたようなもの。過度の自粛は経済を殺す。まずウィズコロナで経済を回すべき」「まずはコロナをしっかりと封じ込めることが大事。人の流れ、接触を8割減らし、ゼロコロナを目指す」という2つの意見が対立しています。わたしは、どちらも意見も傾聴に値する意見であり、すり合わせを行うのが政府や分科会などの先生方の役割なのだと思います。

イギリスでマスク規制が解除されたのも、経済を回すという後者の意見を前面に出していると思いますが、今後感染が制御不能になりはしないでしょうか。コロナのような正解の出にくい問題についてはあえて真ん中車線を行くべきではないでしょうか。

構造的なデフレーションの対策として、ベーシックインカムについての議論などもみられるようになりました。経済をコントロールするのも国の役割だと考えます。医療を通じて地域の活性化にすこしでも貢献していきたいと思います。

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