5月8日から5類感染症に見直されます
5月8日に新型コロナの位置づけが5類に見直されると、一般の医療機関でも入院の受け入れや診察ができるようになると報道されております。当然ながら、5類になっても、ウイルスの性質が変わるわけではありません。コロナの凄まじい感染力と、日本で1日数百人が死亡している状況、そしてウイルス持続感染によりコロナ後遺症が起きる確率が減るわけではありません。当院のような小さなクリニックでは、ハイリスクの糖尿病患者さんと、発熱患者さんを一緒に診療することは難しいとおもいます。
コロナを5類にしたのは主としてお金の問題で、コロナ対策で財政破綻するおそれがあるからです。ワクチンとってみても1本2万円程度でファイザーから購入しているといわれております。1億人が接種すると、単純計算で1回接種で2兆円になり、これを続ければ国家財政が破綻しますので、どこかで5類にしますと言っておく必要があります。私も法令上5類にするのは致し方ないとおもいます。
それでは、今やるべきことは何でしょうか。ウイルスの性質は変わらないので、個人が生活をみなおし、体力や免疫力を上げることが必要だと思います。
具体的には、睡眠時間の確保、食事内容の見直し、禁煙、アルコール量の適正化など、体調を整えて自己の免疫力を上げるための方策が大切です。これを行ったうえで、漢方薬も役に立ちます。たとえば補中益気湯は、免疫力をあげて、感染症から身を守る助けになります。疲労がたまると、免疫力が低下し、コロナに感染しやすくなりますので、そういうときに内服するのが有効です。