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食べる順番を意識しましょう

[2023.02.13]

こんにちは。管理栄養士の森田です。

今回は、血糖値を上げにくくする食事についてお話ししたいと思います。

 

皆さんは“食べ順ダイエット”という言葉を聞いたことがありますか?

例えば、お膳に、ごはん・汁物・ハンバーグ・野菜サラダ が乗っているとします。

普通は、おかずやサラダを食べながらごはんを食べるイメージだと思います。

しかし、このダイエットのルールでは、おかずや汁物を先に食べて、最後にご飯を食べます。

 

世間では様々なダイエットが流行り、その年で世間から消えるダイエット法もありますが、先ほどお話しした“食べ順ダイエット”はとても効果的なダイエット法だといえます。

なぜ良いかというと、先に糖質の多いもの(ご飯・パン・麺・芋)を食べると、空腹時の体では、栄養の吸収が良く、いっぺんに大量の糖を吸収してしまうからです。

糖の吸収を抑えるためには、空腹の時は特におかず(野菜・肉・魚・海藻・キノコ)を先に食べて、体の吸収スピードを少し下げてから、多く吸収したくないもの(糖質)を最後にもっていくとよいと考えられます。

 

★野菜・キノコ・海藻を先に食べると起こる良いこと

糖は、最終的に小腸で吸収されます。

野菜・キノコ・海藻に含まれる食物繊維が、腸からの糖の吸収を遅延させ、糖や脂質の吸収を穏やかにしてくれます。

 

★肉や魚(たんぱく質)を先に食べると起こる良いこと

肉や魚(たんぱく質)を先に食べると、小腸からインクレチンという、インスリンの分泌を促し、胃の動きをゆっくりにさせるホルモンが出ます。

このため、少し消化がおそくなり、吸収も穏やかになります。

肉や魚を先に食べた後で、主食を食べると効率よくインスリンを分泌できるのでお勧めです。

 

最後に…

忙しいとき、なかなか栄養バランスの優れた食品を組み合わせることは難しいと思います。なので、家に常備菜を置くことをお勧めします。

肉魚系なら、市販だと、ゆで卵、シーチキン、大豆煮、冷ややっこ、卵豆腐などでもいいですね。シーチキンやゆで卵ならサラダの上にのせると野菜も取れるのでお勧めです。

野菜・海藻・キノコ類ですと、市販では ひじき煮・切り干し大根・もずく・めかぶ…など常備菜として冷蔵庫に入れておくといいと思います。

 

詳しいことは、当院での栄養指導をご希望されると、その方にあったご相談にお答えしますので、いつでもご相談ください。

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