発熱・のどの痛みがあるのに抗原検査が陰性の場合
のどのイガイガ感から始まり、夜に38度以上の発熱。
新型コロナではないかと心配されて来院される方は、今も少なくありません。
このような患者さんには、抗原検査を必ずと言っていいほど行っていますが、
インフルエンザや新型コロナの抗原検査が陰性でも、
ただの風邪でしょうか
本当にコロナではないのですか
と質問されることはよくあります。
今回は、抗原検査が陰性だった場合に、私たちがどのように考えて診察しているかを簡単にお伝えします。
抗原検査は万能ではありません
抗原検査は便利な検査ですが、感染していても陰性になることがあります。
特に発症して間もない時期は、ウイルス量が少なく、検査で拾えないことがあります。
ただし、新型コロナとインフルエンザでは少し違いがあります。
新型コロナは、症状が出始めた比較的早い段階でも陽性になることが多い印象です。
一方、インフルエンザは発熱してから12時間以内では陰性になることがあり、翌日に再検査すると陽性になることも珍しくありません。
そのため、インフルエンザが疑われる場合は、初回陰性でも再検査をお勧めすることがあります。
抗原検査陰性の発熱の多くは
この時期に多いのは、いわゆる風邪ウイルスによる感染です。
38度以上の高熱が出ることもあり、インフルエンザのような症状になる場合もあります。
かぜ以外の病気が隠れていることもあります
発熱や喉の痛みが長引く場合、別の病気が原因のこともあります。
例えば、溶連菌咽頭炎や亜急性甲状腺炎などです。
特に、喉の下の痛みと高熱が続く場合は、血液検査が必要になることがあります。
新型コロナは今も見られています
当院では現在も、週に数名の新型コロナ陽性の患者さんがいらっしゃいます。
初診では陰性でも、翌日以降に陽性になることもあります。
症状がはっきりしている場合は、再検査をお勧めすることがあります。
受診や再診の目安
次のような場合は、早めにご相談ください。
・38度以上の発熱が続く
・喉の痛みが強い
・翌日以降も改善しない
・抗原検査が陰性でも症状がはっきりしている
・首の痛みや動悸を伴う発熱がある
・水分がとれない
最後に
検査が陰性でも、症状が強いときは体の中で何かが起きていると考えます。
私たちは検査だけでなく、患者さんの症状、症状の経過や全身状態を見ながら診察しています。
少しでもおかしいと感じたら、遠慮なくご相談ください。
