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新しい糖尿病の食事療法

[2026.03.28]

近年、糖尿病の食事療法は大きく変わってきています。
かつては「カロリー制限をしっかり守ること」が重視されていましたが、現在はそれだけでは不十分と考えられるようになってきました。

2019年に改訂されたガイドラインでは、
「患者さん一人ひとりに合わせた食事療法」
「無理のない、続けられる食事」
が重視されています。

実際、同じ年齢・体格の方でも、消費エネルギーには個人差があることが分かっており、
一律の制限ではなく、“その人に合った設定”が求められる時代になっています。

今回は、この新しい考え方に基づいた食事療法について解説します。


エネルギー必要量について

現在、エネルギー消費量を最も正確に評価できる方法として「二重標識水法」が知られています。この方法により、同じ年齢・性別・体格であっても、実際のエネルギー消費量には一定の幅があることが明らかになっています。

このため新しいガイドラインでは、
👉 個々の患者に応じたエネルギー設定(個別化)
👉 高齢者では過度な食事制限を避けること
が重要とされています。


摂取エネルギーの目安

65歳未満で就労可能な方が「普通の労作」に該当する場合、
標準体重あたり 30〜35kcal/kg/日 が目安とされています。

ここでいう「普通の労作」とは、
座位中心の生活に加え、通勤・家事・軽い運動を含む状態を指し、多くのサラリーマンの方が該当します。

例えば、身長165cm・標準体重約60kgの方であれば、
👉 約1800〜2100kcal/日
が一つの目安となります(従来よりやや緩和されています)。


肥満がある場合には減量を

例えば体重75kgの方であれば、上記の目安から
👉 200〜300kcal程度減らした設定
とすることで、無理のない減量を目指します。


最後に、栄養バランスについて

炭水化物の摂取割合は、
👉 総エネルギーの約50%
を目安に設定します。

例えば、1日1800kcalの場合、炭水化物は約900kcal(=約225g)となります。

これを食事に換算すると、
👉 ご飯:1食あたり約180g前後
が一つの目安になります。

食品交換表では、これは
👉 3〜4単位程度
に相当し、食パンであれば
👉 6枚切り1.5〜2枚程度
が目安となります。


まとめ

このように、現在の食事療法は「厳しく制限する」ことよりも、
👉 個々の生活に合わせること
👉 無理なく継続できること
を重視する方向へと変化しています。

患者さんごとに最適なバランスを考えながら、現実的で続けられる食事療法を一緒に組み立てていくことが重要です。

このような症状はありませんか?

・咳が2週間以上続いている
・倦怠感が続いている
・甲状腺の異常が心配
・市販薬で改善しない
・健診で異常を指摘された
・体重や血糖値が気になる

当院では、必要に応じて
血液検査やエコー検査を行いながら評価いたします。

症状が長引いている場合や、ご不安がある場合には、
無理に様子をみず、ご相談ください。

 

 

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