健康診断で『甲状腺が腫れている』と指摘された方へ
健康診断で、見た目や触診で、医師から「甲状腺が腫れていますね」と指摘されることがあります。自覚症状がなくても、実際には病気が隠れている可能性があるため、専門医の受診が推奨されます。
健康診断で甲状腺の腫れを指摘された方へ
健康診断で「甲状腺が腫れています」と指摘される方がいます。不安に感じる方も多いと思いますが、一方で、自覚症状がほとんどないことも多く、「様子見でいいのでは」と考える方も少なくありません。
しかし、実際は健康診断での指摘を契機に適切な診断や治療につながるケースもあり、一度は専門医外来を受診することをおすすめします。
専門医が行う甲状腺外来の検査内容
外来診察では、問診・血液検査・超音波(エコー)検査を組み合わせることで、現在の状態を正確に把握し、治療の見通しを立てます。
| 問診 | 動悸、体重変化、便通異常、暑がり・寒がり、疲れやすさ、むくみなどの甲状腺機能異常に関連する症状の有無や、ご家族に甲状腺疾患の方がいないかを確認します。 |
|---|---|
| 血液検査 | 甲状腺機能、甲状腺に関連する自己抗体、およびそれらに付随する代謝異常の有無を調べます。 |
| 超音波検査 | 甲状腺の大きさ、内部の性状や結節(しこり)の有無、血流の状態を詳しく観察します。 |
甲状腺が大きくなる主な原因
健康診断で甲状腺が大きいと指摘された場合、いくつかの原因が考えられます。多くは経過観察や内服治療で対処可能ですが、中には放射線治療や手術を必要とする疾患もあります。
- 橋本病
- バセドウ病
- 甲状腺の結節(良性・悪性)
- 単純性甲状腺腫(検査の結果、特に病気はなく、体質的に甲状腺がやや大きい状態。この場合は治療は不要で、定期的に様子を見ていきます)
- 骨格の影響(実際には腫れておらず、大きく見えるだけのケース)
早期受診で体調不良が改善することも
健康診断での指摘だけで過度に心配する必要はありません。しかし、首の見た目だけでは病気の有無を正確に判断することはできません。ホルモン異常が隠れていたり、まれにしこりが見つかったりすることもあります。
適切な治療を行うことにより、「なんとなく体調が悪い」「年齢のせいだと思っていた」といった慢性的な症状が改善することも少なくありません。健診で指摘を受けたら、放置せずに一度は専門医による検査を受けてください。
今回は非常勤医師の木村先生にご協力をお願いしました。
・咳が2週間以上続いている 当院では、必要に応じて 症状が長引いている場合や、ご不安がある場合には、 このような症状はありませんか?
・倦怠感が続いている
・甲状腺の異常が心配
・市販薬で改善しない
・健診で異常を指摘された
・体重や血糖値が気になる
血液検査やエコー検査を行いながら評価いたします。
無理に様子をみず、ご相談ください。
