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体重が減る薬、週1回の注射、選択肢がどんどん広がっています

[2025.04.21]

ひと昔前、糖尿病の治療といえば「血糖値を下げる薬」や「インスリン注射」が中心でした。当時は、薬が増えると「一生続くんじゃないか」「注射が怖い」という不安の声も多く聞かれました。

しかし、今では治療の選択肢が大きく広がってきています。
たとえば最近注目されているチルゼパチド(商品名:マンジャロ)は、週1回の注射薬であり、血糖値の改善だけでなく、体重減少や食欲のコントロールにも効果があるとされています。

実際に「不思議と、食欲が自然と落ち着いてきた感じがします」と話す患者さんも何人かおられました。

さらに、週に1回の注射で済むインスリン(アウィクリ注)も今年から発売されています。訪問診療を行っている患者さんの中には、「毎日注射をすることが負担だった」と語る方が、週1回の治療に切り替えることで生活が楽になり、血糖も安定してきたケースもありました。

もちろん、どんな薬が向いているかは、その方の体格・年齢・生活スタイルによっても異なります。医療の本質は個別対応です。大切なのは、「薬の内容」ではなく、「その人にとって無理のない、納得できる治療」を一緒に考えていくことだと思っています。

糖尿病治療は、進化しています。
そして、あなたに合った治療法は、きっといつか見つかります。いつでも当院にご相談ください。

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