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花粉症

[2023.03.03]

関東地方は3月に入って非常に暖かい日が続いており、例年とくらべて花粉の飛散量が非常に多くなっております。花粉症で来院される患者様も多くなってきました。

花粉症の薬は、抗ヒスタミン薬(アレグラ、デザレックス、ビラノア錠など)の内服と、点鼻薬、点眼薬を組み合わせて行います。

抗ヒスタミン薬薬は、ビラノア、デザレックスに代表される、眠気が少なく、1日1回内服の薬が好まれますが、以前からある、ザイザルやアレロックなどの薬もいまだに支持されています。患者さんの過去の服薬歴をお聞きして、最適な薬を選択します。

点鼻薬はステロイドの点鼻薬を使います。ステロイドの点鼻というと、副作用を心配される方がおられることと思います。ステロイドの点鼻薬は、点鼻して鼻粘膜に作用しますが、基本的に肝臓でほとんどが代謝されて全身に回るステロイドはごくわずかであり、ステロイドの全身の副作用は少ないです。鼻水が止まらず、鼻が詰まって苦しい方には効果が高いと思います。

目のかゆみに対しては、まずパタノールなどの抗ヒスタミン含有の目薬を選択しますが、無効な場合、ステロイド含有の目薬も使います。こちらも結膜の局所の炎症を抑えますが、全身作用は少ないので安心して使えます。

花粉症でのどの痛みを訴える方も増えています。花粉に対するアレルギー反応が、咽頭で起こる、アレルギー性咽喉頭炎の状態に、鼻の後ろから鼻汁がつたって落ちる後鼻漏(こうびろう)の状態が続きますと、のどの違和感や痛みになる可能性があります。

 

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